【ドラゴンズドグマ2レビュー】面白いけれどカプコンの悪いところが出たゲームでした

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今回はカプコンのドラゴンズドグマ2をレビューします。進行度は1周目が終わったところです。

否定的なことも書いているのでご了承の上お読みください。

良い点

個性的なストーリー

前作と同じ世界観で進む。前作と同じくドグマらしい展開という印象。それなりにまとまっていたので一周目が終わった時点では「普通」という評価をしている。(余談だがドラゴンクエスト1を意識してるのかなと少し思った。)

 

独特なアクション

ドグマらしい面白さが溢れておりこのゲームで最も評価できる点。ポーンと協力する楽しさがこのゲームの軸。ただ職バランスはやや難あり。個人的にはソロゲーなので気にするほどでもないと思う。

 

十分なグラフィック

現在では平均的だが十分な出来。雰囲気も出ている。ただし人物描画が多すぎるためなのか、奥行きを全て律義に再現してるためなのかわからないが街中でFPSが30以下に落ちる時がある。それなりに性能が高いグラボである4070tiを使っているが普通に起きるため、やはり最適化不足かもしれない。

 

オープンワールドとして

行けない場所もあるがそれなりに広く満足。色々な場所に洞窟や宝箱が隠されており探索し甲斐がある。

 

音楽は必要十分

名曲と思うような曲は思い当たらないが雰囲気は出ていた。

 

悪い点

移動が手間

ファストトラベルには必ず1万Gの刹那の飛石を消費する。個数も限定的で気軽には使えない。ゆえに長距離を歩く必要がありとにかくめんどくさい。世間からは「令和のゲームとは思えない」との評価を受ける。

またワープ先も少なく「戻りの礎」というアイテムを設置しなければ行った先の拠点に飛べるようにならない。「戻りの礎」もめったに手に入らない。

個人的には非常にめんどくさいと思いつつも探索が好きなのと、どこにでも即飛べるのは味気ないと思うタイプなのでそこまで悪い評価をしていないが、世間からは受け入れられないことは明らかなので「なぜこの仕様にしたのか」と思う。

 

クエスト案内が不十分

クエストでどこにいけばいいのか、何をすればいいのかノーヒントになることが多々ある。ポーンがヒントをくれることや、予言屋みたいな人に教えてもらうこともできるが、それでもどこにいけばいいかわからないことが多い。

前述に通り移動が非常に非常に手間なので「あの町にいけばイベントが起きるかも」と思っても気軽にはいけない。がんばって移動した挙句、空振りなんてことも多く非常にストレスが大きい。

「次はあの町のNPCと話せ」と常に案内が出つづけるゲームも面白くないと思うが、もう少し親切にするべきだった。ネットが無ければ詰まりそうな前時代的な設計と言える(ネットが無ければって表現はおっさんっぽいね)

 

セーブシステム

自由度が極めて低い上書きシステム。セーブデータも一つしかない。他のゲームでできる「セーブしてから試しに何々をしてみよう」というやり方を極力防ごうとする開発の意志を感じる。恐らくストーリーに合わせた設計にしたのだろうが、「遊び」としてはただただ不便。

 

最悪のシステム「竜憑き」

宿屋に泊まった時点で従者であるポーンが暴走し町の人間を全滅させるシステム。これが発生するとクエスト進行に必要なNPCが死ぬためクエストを進められなくなることもある。ただし復活することもある。管理人の場合、町の人口約170人が全滅し1日時間を経過させたところ武器屋などの主要なキャラ70人程度が復活した。その後3週間程度時間を経過させたがそれ以上復活しなかった。

個別に復活させるには貴重なアイテム「竜の鼓動」を使用する必要があり数人程度しか使えない。(町全体を復活させるアイテムもあるが中盤以降に1個しか手に入らない)

これを防ぐにはポーンの目が赤くなる、言動が過激になるなどの予兆があるためポーンを海に投げ込むなどしてリスポーンさせる必要がある。しかし異変が無くいきなり発生することもある。

竜憑きが発生すると色々と台無しになるのですごく萎える。実際のところゲーム進行はさほど妨害されないのだが。

開発者は竜憑きを「スパイス」と表現していたが作品の評価を下げるだけの全く不要なシステムとしか思えない。

 

戦闘面の不便さ

回避行動が無いのでガードできないジョブだと敵の連続攻撃であっさり詰むこともある。逃げても延々と町の中まで追いかけてくる。そういうゲーム設計といえばそれまでだが、他の不便さと相まってストレスが加速する。

 

総評

色々悪い点を書いたがゲームとしては面白い。しかし何をするにもストレスが大きいゲーム。ある程度のストレスはゲームを面白くすることがあるが、このゲームは最後まで不要なストレスが付きまとう。

「前作は古い仕様のゲームだったけれど今の時代だから遊びやすくなってるだろう」という期待は裏切れ、「悪い」というか「古い」ところは古いままになっていた。モンハンで例えるなら今から旧世代のモンハンを発売するような感じ。

とはいうものの戦闘や探索は面白いので今は2周目を楽しんでいる。しかし面白いが人には薦められないゲームと評させてもらう。友達に「面白いからやってみなよ」と言う気にはならない。

 

おわりに

カプコンのソフトは「デジタル版のダウンロードで息長く売り上げを伸ばせる」と言っていますが、スチームでの評判がかんばしくないためドグマ2の売上は後々も伸び悩むと思いました まる

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コメント

  1. 竜憑きの所読んだだけで買う気失せるね
    住民復活するのも笑うしポーンを海に投げ捨てるのも笑うw
    意味ないだろこのシステム

  2. リスクには相応のリターンがないとやっとれん
    理不尽に重いリスクと不便さはゲームとしてつまらんだけ
    決算時期の関係で、最適化不足を解消しないまま発売
    大人の事情とはいえもうちょい何とかならんかったのかよ
    素材はいいだけに残念すぎる

  3. 裏を返せば不便な点を改善すれば神ゲーなんね。
    アイスボーンの導きの地もコンセプト(力が流動し続ける土地)とやり込み・マルチ要素を盛り込みすぎた結果、ゲームとしての遊びやすさを疎かにしてたけどアプデ一年かけて現在のマイルドさになったから、公式に凸ればアプデで改善してくれるんでねーの?
    デジタル版で息長く売り上げを伸ばせるってのはそういう意味も含まれてるんでしょ。傷つけ格差とか散々だった初期アイスボーンがそうだったように。

  4. 一周目途中ですが概ね同意って感じですね
    戦闘とかはまぁ不便だけどそういうゲームかなってとこはありますが(職によっては理不尽を覆すスキルがあるし)、竜憑きとセーブデータ上書きの合わせ技がとんでもないストレスになってますね…開発者は竜憑きで主要NPC以外倒れてもいいじゃんって思ってたのかもしれないですが自分のせいでお亡くなりってプレイヤーにはすごいストレスだし、セーブデータの上書きと全滅が同時に起きるのでそれを防ごうと毎回やたら慎重に確認作業してからセーブするってことになって常にストレスがつきまとう
    それなのに「竜憑き」という特級に厄い出来事がシステム的な処理だけで特にイベントもゲーム内での世界観の説明とも絡まないというので唐突感も否めません
    これだけはホントに擁護しようがないです
    戦闘とか探索とか楽しんでるだけに本当に残念でならない

  5. 〇竜つきに関しては竜喰塔で治せてステータスも上昇させられるボーナスイベントだけど、如何せんゲーム内での説明が少なすぎる感
    〇住民の復活に関してはゲーム内時間で1週間経てば自動で全員復活するっぽい←これも説明不足
    〇FTはポーンクエストで大量に手に入るけどこれもマメじゃないと気づかん
    昨今のowゲーに比べて不親切すぎる

  6. 基本肯定派なんだけど竜憑きだけは全く面白くないし擁護もできないなあ。
    ファストに関しては値段よりも一拠点一日一個の制限の方が気になったが。個数ほしけりゃベンチに座ろうぜってことなのかもしれんがね。

    後々改善されるというのはカプコンゲーあるあるだから、後のアプデとDLCには期待してる。
    前作1の大型DLCダークアリズンはほんとにおもしろかったからね。ドグマ2ダークアリズンはよ!最適化不足で大きい街じゃカクつくけど、ダンジョン内は比較的安定するみたいだから、プログラムの欠点を踏み倒せるともいえるしね。

  7. レビューありがとうございます。
    モンハンとは全く違うゲームなのですが、発売前のデモがモンハンプレイヤーかつドグマ未プレイ勢に誤解を与える映像なのが評価しない点ですね。
    実際のところ大型モンスターとの戦闘時間は序盤、中盤ほとんどない。

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